コンクリート構造物の補修とはコンクリート構造物は半永久的と言われてきました。しかし近年、トンネルや高速道路橋によるコンクリート片の剥落等の事故が社会問題にまで取り上げられてきています。これまでは新設の構造物の建設が主体でしたが、経済的に現在ある社会資本をいかに有効に、また長期に供用していくかが重要となっています。当社では長年培ってきたコンクリート構造物の施工技術や補修施工技術を活用して、劣化が進んでいるコンクリート構造物を補修していくことで、社会資本の延命に貢献しています。コンクリート補修技術には様々な種類がありますが、断面修復工法・ひび割れ注入工法・表面含侵工法・表面被覆工法・鉄筋腐食防止などによる補修技術を用い、コンクリート構造物の長寿命化やライフサイクルコストを考慮、補修後の維持管理方法や頻度なども勘案して目標レベルを設定する必要があります。