火災により被害にあったコンクリート構造物の被災状況を把握します。構造部材の損傷程度や残存強度を受熱温度や材料試験から推定・評価し、補修・補強等、建物の再利用に向けての対策を検討します。
コンクリートの受熱温度の目安
コンクリートは受熱温度によって表面状態が変わります。色を確認することで、そのコンクリート構造物がどの程度の受熱であったか推定することができます。RC造:コンクリートが500℃以上に加熱されると強度低下します。
S造:鋼材が600℃以上に加熱されると強度低下し、約720℃を超えると材質が変化します。