お電話でのお問い合わせはこちら

受付時間:9:00~16:00(土日祝を除く)

温度応力解析

温度応力解析とは

解析、対策工の検討などでお困りなことはありませんか?

マスコンクリートの施⼯にあたっては、事前にセメントの⽔和熱による温度応⼒及び温度ひび割れに対する⼗分な検討を多くの基準類で求められております。
当社では、「マスコンクリートの三次元温度応⼒解析プログラム」による解析業務を⾏っており、様々な課題に幅広く対応し、ご提案いたします。
ぜひ当社にご相談ください。

温度応力解析とは

温度応力解析とはコンクリート構造物の温度ひび割れ(セメントの水和熱に起因するひび割れ)照査で用いられる手法です。
コンクリートの温度ひび割れは水和熱による温度変化による体積変化が拘束されることで、引張応力が発生することが要因です。
温度応力解析ではコンクリートに発生する引張応力とコンクリートが持つ引張強度を算定し、構造物に温度ひび割れが発生するリスクを事前に把握することが可能となります。解析結果より有害なひび割れ発生のリスクが高いと判断される場合には、温度ひび割れ対策を考慮した解析を行うことで対策効果を評価することも可能です。
すなわち、温度応力解析とは施工前にひび割れを制御する対策を立案可能とし、そのために行う解析、計画作業をいうものです。

温度ひび割れの発⽣メカニズム

温度ひび割れは、温度変化による体積変化が拘束される事で発⽣しますが、このメカニズムは⼤きく分けて内部拘束と外部拘束の2つに分けられます。

内部拘束による表⾯ひび割れ
部材表⾯と内部の温度差によって⽣じる内部拘束応⼒により、ごく初期の材齢で発⽣する表⾯ひび割れ。主として、スラブ部材に発⽣するひび割れです。
(スラブ厚80〜100cm以上の場合、応⼒照査の対象となります)
外部拘束による貫通ひび割れ
新設コンクリート全体の温度が降下するときの収縮変形が既設コンクリートなどによって拘束されて⽣じる外部拘束応⼒により、材齢がある程度進んだ後に発⽣する貫通傾向のひび割れ。
主として、壁部材に発⽣するひび割れです。
表層部にとどまる内部拘束によるひび割れに⽐べ、構造物(部材)の耐久性に及ぼす影響の⼤きいものです。(壁厚50cm以上の場合、応⼒照査の対象となります)

温度応力解析の必要性

⾼品質・⻑寿命なコンクリート構造物を創るために、構造物の⼨法・使⽤するコンクリートの配合・打設計画等の情報を⽤いて解析を⾏い、コンクリートの打設前に温度ひび割れの発⽣確率を確認して適切な温度ひび割れ対策を選定することが可能です。
平成20年3⽉にコンクリート標準⽰⽅書にて、設計段階での温度応⼒解析の⼿法が明記され、2017制定コンクリート標準示方書【設計編】では温度ひび割れが問題となる場合には照査を行うことが求められています。
また発注者からも品質確保に対する姿勢が重視されつつあり、⼊札でもプロポーザル(企画、提案)⽅式が浸透してきており、温度応⼒解析が技術点を⾼める重要なポイントとなっています。施⼯会社は温度応⼒解析の結果を提出することにより、評価点の上昇も期待できます。

温度応⼒解析モデルの⼀例

コンクリート温度モデル

ひび割れ指数モデル

コンクリート温度グラフ

ひび割れ指数グラフ

自社解析の強み

  • 建設業、生コンクリート製造事業も展開しており、コンクリートの深い経験と知識を有する技術者が解析を担当
  • 解析結果のみでなく、蓄積されたのひび割れ事例や解析事例より勘案したひび割れ防止対策をご提案
  • ひび割れ防止対策で有効な、混和材、養生剤、ハイパーネット等様々な商材を多数取り扱い

温度応⼒解析の流れ

WEBフォーム、電話よりお問い合わせ
構造図・打設割図・工程表・
コンクリート配合計画書 等
資料を基に3Dモデル化・解析を行い、
コンクリート温度ひび割れ指数 を出力
解析から報告書納品まで約1週間
  • STEP.01お問い合わせ
    WEBフォーム、お電話よりお問い合わせ
  • STEP.02資料提出
    構造図・打設割図・工程表
    コンクリート配合計画書等
  • STEP.03モデル化・解析
    資料を基に3Dモデル化・解析を行い、コンクリート温度・ひび割れ指数を出力
  • STEP.04報告書納品
    解析から報告書納品まで約1週間
  • STEP.05ひび割れ指数
    改善するための条件変更の場合、
    再度「解析」を行い、ひび割れ指数を出力
    (例)配合・打設間隔・リフト割・
    養生方法・膨張材・ひび割れ誘発目的等
  • STEP.06終了

解析価格表

基本料金

  • 項目
  • 温度応力解析+報告書作成
  • 内容
  • 3次元温度応力解析(FEM法) 設計段階の解析のみ


オプション料金

  • 項目
  • 追加解析+報告書作成
  • 内容
  • 設計段階から条件を変えて解析
    例)配合、打設間隔、リフト割、養生 方法、膨張材、ひび割れ誘発目地

オプション料金

  • 項目
  • ひび割れ幅算定
  • 内容
  • 解析データよりひび割れ幅を推定



※解析モデル、条件等で料金に変更が生じる場合があるので事前に見積もりしてください。
※報告書提出まで緊急を要する場合は割増料金とさせていただく場合があります。