【適切な打設】
バイブレータをかける際、
・先に打ち込んだ層に10cm程垂直に挿入してかける
・挿入間隔を50cm程度以下にする
など、適切な施工を行うことで、コールドジョイント発生を防止することが可能です。
また暑中期間はコンクリートの硬化も促進されるため、特にコールドジョイント発生への注意が必要であり、さらに大量打設などでコールドジョイント発生のリスクが避けられない場合、先に打ち込むコンクリートに凝結遅延剤を使用することによって打ち重ね許容時間を大幅に伸ばすことが可能です。(超凝結遅延剤なら数日の遅延も可能)
しかしながら凝結遅延剤は使用量が重要であり、混和剤に凝結遅延剤が含まれている場合もあるので、使用する際は出荷するコンクリートプラントと十分な打ち合わせが必要です。
施工の際も硬化が遅延されることにより型枠への側圧の増大、ブリーディング水の増加等が考えられるため、型枠の強度計算等注意が必要です。